子供たちの成長は、私たちに、たくさんの楽しみと喜び、感動を与えてくれます。
しかし、子育ての毎日はいいことばかりではなく、
日々悩み、苦しみむことの繰り返しでもあります。
そんな子育ての悩みの中でも、
私が経験した、
息子が幼稚園の時の出来事を
今日は書きたいと思います。
子育ての悩み・四歳編・悩みはもはや大人並み?
わが家には2歳差の息子兄弟がいます。
2歳差ですので、長男が幼稚園年長さんのときに、
次男は年少さんで入園しました。
甘えん坊の次男が、
私と離れて幼稚園に行けるのかすごく心配しましたが、
お兄ちゃんと一緒に幼稚園に通えたこともあり、
登園初日から笑顔で幼稚園に通うことができました。
私の心配をよそに、その後も幼稚園生活にすぐ慣れ、毎日楽しく過ごしていた次男。
幼稚園では新しいお友達もでき、とても充実した一年間を過ごしました。
順調な幼稚園生活を送っていた次男。
ところが、年中になったとき、問題は発生しました。
長男が卒園し、次男が年中になった4月、
急に次男が幼稚園に行きたくないと言い出したのです。
3歳の年少さんの時は、一度も幼稚園を嫌がったことがなかったのに、
まさかの4歳の年中になって、
幼稚園に行きたくないと泣くようになってしまったのです。
お兄ちゃんがが小学生になり、
一緒に幼稚園に行けなくなったから、寂しいのかな。
私はそう思い、
次男の登園拒否はすぐに落ち着くだろう
と、軽く考えていました。
しかし、時が過ぎ、5月になっても、
毎朝、次男は幼稚園に行きたくないと泣きました。
もう、年少の3歳児でさえ、泣いていないのに、
4歳児の次男は、毎朝毎朝泣くのです。
私はだんだん朝の登園がストレスになっていきました。
最初は心配していた私も、
毎朝泣く息子に、だんだん腹が立ってきたのです。
そのうち私は、息子を無理やり叱りながら、
幼稚園に送るようになりました。
「もう年少さんだって泣いてないよ!しっかりしなさい!いつまでも泣かない!!」
そんなことを言いながら、無理やり登園させてしまったのです。
しかし、私のこのやり方が失敗でした。
息子の話をきちんと聞こうとせず、
無理やり登園させたことで、
その後、息子の登園拒否がすごく長引いてしまったのです。
6月になっても、まだ朝泣いていた次男。
ある日、長男が私に聞いてきました。
「ママ、幼稚園って絶対行かなきゃダメなの?」
その言葉に、私ははっとさせられました。
長男がそんな風に心配するくらい、次男は幼稚園を嫌がっていたのです。
それなのに怒ってばかりで、
息子の気持ちに寄り添ってあげていなかった私。
すごく反省しました。
子育ての悩み・親も切ない、幼稚園のお友達関係
反省した私は、次男にどうして幼稚園に行きたくないのか聞いてみました。
でも、理由を教えてくれない次男。
ただただ、「幼稚園行きたくない。ママと離れたくない。」としか言わない息子。
私は途方にくれました。
しかし、落ち込んでいても仕方がありません。
私は先生に相談し、幼稚園を1週間見学させてもらうことにしました。
1週間、息子の幼稚園での様子を見学させてもらったことで、
私はあることに気づきました。
息子には、苦手なお友達がいたのです。
その子は、すごくしっかりした女の子で、口も達者な子でした。
一見、すごくいい子だし、
優等生的存在なのですが、
ちょっとおっとりしている息子に対して、
きついことばかり言っていました。
「○○くんは、おそいから仲間にいれない!」
「○○くん、まだ泣いてるのー?!」
と、笑いながら馬鹿にしたりしていました。
幼稚園生って、結構残酷なもので、
思ったことを遠慮なしにすぐに口に出してしまいます。
その女の子に何か言われるたびに、落ち込んでいる息子。
私はとても見ていられなくなり、先生に相談しました。
すると、先生も親身になって相談にのってくれ、
それからは、今までよりも注意して
息子のことを見てくれるようになりました。
そして、相手の女の子にも注意してくれるようになり、
だんだんと息子と女の子の関係も、よくなっていきました。
そうして、夏が終わる頃には、すっかり相手の女の子と仲良くなった息子。
すると、息子は、また笑顔で幼稚園を楽しみにするようになったのです。
私は、4歳児の友達関係を正直甘く考えていました。
友達関係がうまくいかないだけで、
何日も登園拒否することがあるなんて。
友達関係を修復し、
幼稚園に通えるようになったからよかったものの、
あのまま何の対策もせず、
幼稚園に無理やり通わせていたら
一体どうなってしまっていたんだろうと考えると、
母親としての自分の行動一つで変わってしまう
息子の未来がとても怖くなりました。
いったい子育てが大変な時期っていつまで続くの?!
次男の幼稚園時代に、子育ての大変さを改めて実感した私。
泣いてばかりの新生児、
わがまま放題のイヤイヤ期とはまた違った意味で、
4歳の育児もとても大変でした。
4歳の幼稚園生ですら、人間関係で問題が起きたのですから、
これから子供が小学生、中学生となっていけば、
またその時々で悩みは出てくるのだと思いました。
だから、子育てが大変な時期がいつかは、一概にはいえません。
いつだって大変で、でもやりがいがあるのが子育てなのです。
まとめ
息子が4歳の幼稚園時代の出来事について書かせてもらいました。
4歳の子供だからといって、甘く見てはいけない、
子供が悩んでいたら、
子供の心に親身になって寄り添ってあげることが大切です。
どうせ4歳の子供の悩みだからたいしたことないでしょ
という態度をママがとってしまったら、
子供は頼る相手がいなくなってしまいます。
子供がいくつであっても、親は、子供の心に寄り添うことを忘れてはいけないのです。