子育てに不安はつきものです。
とくに、初めての妊娠、育児は不安でいっぱい。
ただでさえ不安でいっぱいなのに、そんな状況の中、
もしも突然夫の転勤が突然決まったら…?
今日は、わが家の転勤とそれに伴い、私が抱いた子育ての不安について書きたいと思います。
地元を離れたことがない私、突然の転勤で実家にも頼れなくてやっていかれたの?
私は、九州生まれで、生れてから結婚するまでずっと実家で過ごしていました。
名古屋出身の夫と結婚しましたが、
結婚して実家をでてからも、
実家から車で10分ほどのマンションで暮らしていました。
結婚して1年ほどで、長男を授かることができ、
実家の両親にも協力してもらいながら子育てをしていくつもりでした。
ところが、妊娠8か月の時、急に夫の転勤が関東に決まったのです。
とにかくショックでした。
私の思い描いていた未来が急に変わった気がしました。
九州をでたことがない私が、関東に住めるんだろうか…
ましてや初めての子育て。
知らない土地で、やっていけるんだろうか。
不安でいっぱいでしたが、転勤を断れるはずもなく、引っ越すことに…
初めてづくし、産後の子育てが不安で泣いていたけど母の言葉に背中を押されて
夫は、私が妊娠9か月の時に、先に関東に引っ越すことになり、
出産間近だった私だけ、九州に残り、
出産してから、私は関東に引っ越すことになりました。
夫とは3か月ほど離れて暮らすことになったのです。
関東と九州で離れていた私たちですが、
出産のときは、幸運なことに、夫は立ち会うことができました。
私が予想以上に難産で、時間がかかったので
飛行機で駆けつけた夫も出産に立ち会うことができたのです。
さぁ、無事出産し、1カ月検診を終えたら、私はとうとう関東に引っ越します。
実家での最後の1カ月は、本当に両親によくしてもらいました。
さんざん甘えて、お母さんにたくさん手伝ってもらい、産後を過ごしました。
時が経つのは本当にはやく、あっという間に1カ月が過ぎました。
当時の私は、本当に不安でいっぱいでした。
頼る人、知り合いが全くいない土地で、子育てなんてできるんだろうか。
ホルモンバランスのせいもあったかもしれませんが、
引っ越す前、1週間くらいは不安で、泣いてばかりいました。
でも、そんな時、母がこう言ったのです。
「きっと新しい出会いがたくさんあるよ。子供のためにも、
ママ友をたくさん作って、子育てを楽しみなさい。
子供がいたら、自分も友達を作りやすいから。」
どうなるのか?東京での子育てが不安すぎたあのころ?!
東京での子育てが始まりました。
両親と遠く離れたことは本当に寂しかったし、心細かったですが、
3か月も離れて暮らしていた夫と一緒に暮らせるようになったことは本当によかったです。
出産後、しばらく離れて生活していたこともあり、
夫は子供と暮らせることが本当に嬉しそうで、
育児もたくさん手伝ってくれました。
不安でいっぱいの私を支えてくれたのは、間違いなく夫でした。
家族3人で暮らせることの喜びを感じることができました。
とはいっても、日中は、子供と私の2人で過ごします。
ずっと家に引きこもっていては、自分がだめになると感じた私は、
近所の子育て支援センターに行ってみることにしました。
そこには、子供を遊ばせに来ているママたちがたくさんいました。
方言交じりの私を受け入れてくれるか、すごく不安だった私。
ずっと九州で育ってきたので、
なんとなく東京の人は別世界の人というか、
冷たい人が多いように感じ、仲良くなれるか不安だったのです。
でも、話してみると、みんな気さくな人ばかりでした。
引っ越してきたばかりで、不安でいっぱいだった私ですが、
他のママたちも、初めての育児に不安をかかえ、
知り合いを作りたくて、センターに来ている人ばかりでした。
みんな、不安なのは同じなんだ!そう思うと、
同じ境遇の人に出会えたことがとてもうれしくなりました。
そして、支援センターに通うことで、いろんな人と仲良くなることができました。
「東京」という場所に、不安を抱いていた私でしたが、
案外東京って、地方の人の集まりなんだということにも、気づきました。
東京出身の人ってあんまりいなかったのです。
結婚して引っ越してきた人や、大学で出てきた人などがたくさんいました。
同じ九州出身の人に出会ったときはとても嬉しかったし、話も盛り上がりました。
どこに住んでいたって、同じよう悩みや不安を抱えたママなら、
すぐに仲良くなれるということを実感しました。
母の言葉を思い出し、本当にその通りだったと感じることができました。
まとめ
引っ越すことに、不安ばかり抱いていた私ですが、
今は東京にもママ友がたくさんでき、子育てを楽しんでいます。
引っ越した私よりも、残された両親のほうが、寂しくてたまらない様子です。
そんな両親のために、子供と一緒に定期的にスカイプ(テレビ電話)をしたり、
子供の様子を動画で送ったりしています。
新しい環境に変わる時、誰だって不安でいっぱいだと思います。
でも、その状況を悲観するばかりではなく、行動してみれば、世界が広がるはずです。
新しい環境を恐れるのではなく、チャンスだと思って前向きに行動してほしいと思います。