子供は可愛いけれど、やっぱり子育てに悩みはつきません。
息子が二歳の頃でした。
とにかく言うことを聞かない息子に毎日イライラしていた私。
今振り返ると、
まだ二歳だった息子が言うことを聞かないくらい当たり前だ
と、思うことができるのですが、
当時の私はそんな風には思えませんでした。
幼いわが子に対して、
「どうして言うことを聞いてくれないの？！」
「何度言えばわかるの？！」と、毎日イライラしていました。
当時、息子をつれてリトミック教室に通っていました。
同じ月齢の他のお子さんたちは
みんな楽しそうにリトミックをしているのに、
うちの子は、リトミックなんて無視して走り回ってばかり。
先生の言うことなんて一切聞かず、好き勝手に遊んでしまいます。
レッスン中、私もいつもイライラ。
だのにリトミック教室から帰ろうとすると、
今度は泣いて帰りたくないと暴れだす息子。
もう全く手に負えませんでした。
その時は、目の前のことしか見えなくて、
イライラしていた私でしたが、
後になって冷静に考えてみれば、
息子はただの元気な男の子だったのです。
少しでも息子の教育のためにいいことがしたくて、
リトミック教室に通わせていた私でしたが、
そんなこと息子は望んでいなかったのです。
走りたいのなら、
公園に連れて行って思いっきり遊ばせてあげればよかった、
こちらがやりたくないことを強要したせいで、
息子は言うことを聞かなかったのです。
言うことを聞かないと思ったとき、
頭ごなしに怒るのではなく
言うことを聞かない原因を
しっかり考えることが大切だったのです。
子育ての悩み～下の子にいじわるをする息子～
次に、兄弟間の悩みです。
下の子が産まれるまでは、弟ができることを楽しみにしていた長男。
しかし、2人目が産まれてしばらくすると、
赤ちゃん返りをしてしまいました。
しかも、自分がわがままをいうだけでなく、
下の子にいじわるをするのです。
下の子が遊んでいるおもちゃを横取りしたり、
授乳中に邪魔してみたり。
そんな長男の態度にまたイライラしてしまった私。
「お兄ちゃんでしょ！優しくしなさい！」
と何度も叱ってしまいました。
でも、長男はただ、私にかまってほしかっただけなのです。
弟が産まれて、
ママがとられたような気持になって寂しかったのでしょう。
もっと長男の寂しさを理解してあげるべきでした。
ママに甘えたくて行動しているのに、
私が頭ごなしに怒ってしまっては逆効果です。
長男の態度を受け止めてあげて、
もっと話を聞いてあげるべきでした。
子育ての悩み～嘘をつく息子～ 大丈夫なの？
長男が一年生の時の話です。
小学生になり、自分のことはある程度自分でできるようになったこともあり、
私も少し安心していた。
近くのピアノ教室に通っていたのですが、
小学生になってからは、一人で通わせていました。
その日も、いつものように、ピアノ教室に向かった息子。
帰ってきてレッスン内容を聞くと、
嬉しそうに、「先生に褒められたよ！」という息子。
その話に安心していた私ですが、
のちのち大変な事実が発覚します。
なんと、その日息子はピアノ教室で褒められたどころか、
教室に行ってさえなかったのです。
心配した先生からの電話ですべてが発覚しました。
私はショックでした。
息子のことは、信頼していたので、
裏切られたような気持になったのです。
私は、今までで一番というくらい、息子のことを叱りました。
「どうして嘘なんてついたの？！ひどい！○○くんのことママはもう信じられないよ！！」
激怒する私に、息子は理由も言わず、ただただ泣くばかり。
私は暴言を吐きながら叱り続けてしまいました。
すると息子が、一言こういったのです。
「ママが褒めてくれると思ったから。」
私はこの言葉にドキッとしました。
思えば、いつもピアノの練習中に注意ばかりしていた私。
ついつい、息子にいろんなことを求めてしまい、
褒めることを忘れて、注意ばかりしていたのです。
息子は私に褒めてほしかったのです。
ただそれだけでした。
子供が嘘をつくとき、何か理由があるはずです。
自分をよく見せたい、ママに褒められたい、
そんな欲求から子供は嘘をついてしまうことがあります。
子供が親に嘘をついたとき、嘘はもちろんいけないことですが、
どうして嘘をついたのか、親は考える必要があります。
私のように暴言を吐いて、
子供の人格を否定するような言葉は、
絶対に言ってはいけません。
子供の心に傷を残してしまい、
自分はダメな人間なんだと、
自己肯定感を失ってしまう可能性があります。
ぜひ、叱る前に、子供がついた嘘は
どんな嘘だったのかを考えてみてください。
まとめ
今日は子育ての悩みと、私の経験（失敗談）からの教訓を書かせてもらいました。
子育てに夢中な時って、周りが見えなくなり、
子供を頭ごなしに怒ってしまうことはよくあります。
でも、叱る前に、一回深呼吸して、冷静になってください。
わが子が親に、何を訴えたくてその行動をしているのか、
考える必要が私たち親にはあるのです。